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世界の馬窓から

中国政府の出方に世界の競馬関係者が注目

 経済だけでなく、競馬でも世界中が中国の巨大マーケットを狙っている。現在、香港特区以外ではいわゆる?世界基準?の競馬は行われていない。ただ、目覚ましい経済成長を遂げるなかで、スタンドや馬券売り場のある競馬場が建設されてきている。

 近年、サラブレッド導入→馬券発売と、世界基準へ舵を切る可能性が高くなったことで、ドバイが巨額の資金を投じて検疫施設などの建設に動いた。結局は資金繰りに息詰まり、このプランはシンガポール資本が受け継いでいる。今秋、中国では10年ぶりに政権交代が行われる。他国の流れからも見て取れるように、いよいよ競馬開催を政府が認めると期待を集めていた。

 ところが、今週になり英国のメディアが「中国、次政権も競馬は現状のままと表明」と伝えたことで、一気に混迷を深めている。つまり、サラブレッド導入や馬券発売を行わないということになる。

 愛国はドバイに負けないくらいの資金を投じているとされるクールモアグループを抱えている。国策としても中国に投資してきただけに、ユーロ危機に追い打ちをかける可能性まで出てきた。

 情勢が読めない中国だが、一方では北京で新しい競馬場の建設が行われていることが確認されている。次期政権が誕生するまでは、さまざまな動きが繰り広げられそうだ。

2012年08月18日