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スプリングS・グランデッツァが豪快な差し切り勝ち(18日)

スプリングS・グランデッツァが豪快な差し切り勝ち(18日)
鮮やかな差しきりでスプリングSを制したグランデッツァ(中山競馬場)

 皐月賞トライアル「第61回スプリングS・GII」(芝1800m)は18日、中山11Rに16頭で争われ、中団を追走した3番人気のグランデッツァが1分50秒7のタイムで差し切り、重賞2勝目を挙げた。勝負どころではディープブリランテ(2着)の外から併せるように進出。直線では内外離れた追い比べになったが、ゴール前で内のディープを1馬身1/4差突き放した。さらに3馬身半差の3着は10番人気のロジメジャーが入り、上位3頭は皐月賞(4月15日・中山)の優先出走権を獲得。なお、2歳王者のアルフレード(2番人気)は反応が鈍く12着に終わった。

 強豪の集った一戦を制し、混戦模様のクラシック戦線を頭ひとつリードした。「強いですね」。流ちょうな日本語で愛馬をたたえたミルコ・デムーロ。「テンションは高かったけど、久々だから。道中は他馬を見ながら進めた。直線では手応えが違ったね」。この日の5Rで降着となり、4月1日までの騎乗停止処分を受けたが、メーンできっちり任務を遂行し、満面の笑みだ。皐月賞Vのネオユニヴァース(03年)、ダイワメジャー(04年)との比較を報道陣に聞かれると、「(2頭に)見劣りしない素質馬だ。本番も自信いっぱい」とV宣言を放った。

 予想以上の強さでしたね-という問いに、「予想内です」とは平田師。クラシックは07年のオークスにベッラレイアで参戦し、1番人気で鼻差2着と涙をのんだ。「あの時は開業2年目で、僕に余裕がなかった。今回は平常心でいける」と、GI初制覇へ静かな闘志を燃やす。

 3歳牡馬でJRA重賞2勝目を挙げたのは、グランデッツァが初。輝きを取り戻した札幌2歳Sの覇者が、主役として、堂々と本番へ向かう。

2012年03月19日