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キーンランドC・追い切り情報(2)スマートオリオンなど

 3月のオーシャンSに続く2つ目の重賞Vを狙うスマートオリオンが、札幌芝を軽快に駆け抜けた。単走、しまい重点の内容で5F69秒8-37秒4-12秒3をマーク。切れのあるフットワークが体調の良さを物語っていた。

 騎乗した水出助手は「上がり重点のケイコは予定通り。馬場の外を回ったもので、時計的にも十分でしょう」と納得の表情でうなずく。中1週での競馬となるが、「連闘で重賞を勝っている馬なので」と重賞初制覇を決めたオーシャンSを例に挙げ、体調に不安はないことを強調した。

 前走のUHB賞は勝ったマヤノリュウジンの切れに屈して2着に敗れたが、「トップハンデを背負っていたので」と悲観していない。2走前の函館スプリントSは直線で前があかずに9着だったものの、洋芝の北海道シリーズは4戦2勝2着1回と好成績。舞台相性の良さは証明済みだ。

 鞍上は今週から復帰する武豊。名手を背に、北の大地で躍進する。

 昨年の覇者フォーエバーマークは、札幌芝で併せ馬。シュンドルボン(3歳1000万下)を5Fで1秒8追走。差を徐々に詰めて、最後は馬体を併せてフィニッシュした。5F64秒2-35秒3-11秒6。「動きは良かったし、出来はいいので、あとは実戦でいいところを見せてくれれば」。手綱を取った村田は、7着に敗れたアイビスSDからの巻き返しを期待していた。

2014年08月28日