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【菊花賞】追い切り情報(4)サウンズオブアースなど

 名手も絶賛の切れ味だ。神戸新聞杯2着のサウンズオブアースは美浦から駆けつけた蛯名を背に、栗東CWでエーシンハクリュー(4歳500万下)と併せ馬。2馬身ほど追走し、直線半ばで内から馬体を並べかけると、あとは一瞬だった。鞍上の追いだしに鋭く反応。全身をバネのように弾ませ、6F84秒9-38秒0-11秒7を計時し、一気に2馬身半も置き去りにした。

 初コンタクトを終えた鞍上の表情は明るい。「反応が悪ければやろうと思っていたが、良過ぎたくらいだしこれで十分。これだけいいと期待しちゃうね」と自然と声が弾む。藤岡師も「非常にいい。元気があるし、キビキビとしたいい動き。あとは流れ次第。ためが利けばいい脚を使うのは前走で分かったからね」と強気な姿勢を崩さない。確かな手応えを携え、3冠最終戦で念願の初タイトル奪取を狙う。

 ヴォルシェーブは岩田を背に栗東CWでアドマイヤネアルコ(6歳1000万下)と併せ馬。道中はじっくりとためを利かせ、直線では反応良く伸びて1馬身先着した。タイムは5F70秒5-39秒5-11秒7。「今週はしまい重視で。状態は上向いていると思う」と友道師は合格点を与えた。折り合いに問題がなく、距離延長は歓迎のタイプ。「相手は強いが、三千なら…」と指揮官は一発に意欲的だった。

2014年10月23日