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【弥生賞】追い切り(1)シャイニングレイ

【弥生賞】追い切り(1)シャイニングレイ

 先々週、先週と負荷をかけるケイコは終わっている。シャイニングレイにとって最終リハのテーマは「精神面のコントロール」(高野師)だ。

 栗東坂路の2本目。前半はソフトに登板すると、道中も人馬のコミュニケーションはピッタリだ。しまいの切れ味を確かめるため、ラストで一杯に追われると、豪快なフットワークで4F55秒5-40秒4-12秒2をマーク。動き&気配の良さをアピールした。「けさは時計よりも内容を重視。前半は集中させてラストだけ。満足のいくケイコができました。(精神状態は)穏やかだし、いい意味で変わっていません」と高野師は、思い描いた通りの調教内容に満足そうな表情を見せた。

 前走のホープフルSは初めての長距離輸送だったが、好位3番手から正攻法のレースで無傷の2連勝を飾り、改めてセンスの良さを実証した。「今回と同じ条件で勝てたのは強みですね。(中山の)環境を一度経験したのは大きい。馬はそれだけの記憶力がありますからね」とうなずく。

 母シェルズレイは3勝を挙げたが、気性の激しさもあって重賞には手が届かなかった。その子はいまのところそんな危うさは見せていない。指揮官が説明する。「母の気性の激しさではなく、母の父クロフネからパワーとセンスを受け継いだ感じ。そこにクロフネに足りなかった柔らかさを、父のディープインパクトで加えたのがこの馬だね」。偉大な名馬のミックスによって生まれた逸材が、ここでも無敵の走りを披露するか。

栗東坂路でしまいをしっかりと伸ばしたシャイニングレイ

2015年03月05日