1. TOP
  2. 馬三郎タイムズ
  3. ニュース

重賞特集&次情報はお任せ!
競馬新聞でPOG?!
2歳馬の調教タイムを毎日速報!→今すぐお試し

ニュース

サンアディユまさかのしんがり負け

サンアディユまさかのしんがり負け

 1番人気のサンアディユが大きく出遅れて、まさかのしんがり負けを喫した。事件が起きたのは半数近い馬のゲート入りしたときに、隣の馬が後ろ扉を蹴ったことに驚いたサンアディユが前扉に突進。さらに頭を下げて扉の下に潜る形になった。係員が前から押し込めて元に戻したが、馬のイレ込みは収まらないまま。結局、大きく出遅れ、そのまま最下位に惨敗。レース後の検量室では「後ろを開けて(サンアディユを)出すって声が聞こえたのに、いきなり前が開いた。重賞でこんなことがあっていいの?」と声を荒らげる一部ジョッキーの怒号が響いた。

 全レース終了後、状況説明を行った川崎由量(よしかず)発走委員は「サンアディユの頭が戻り、ゲートを開けようとした時に担当厩務員が駆け寄った。注意をうながすために、開けるぞ! と叫んだ後にゲートを開けたが、一部のジョッキーは、その声を“後ろ扉を開ける"と勘違いして不意打ちを食らう形になったようだ」と説明。「結果的にはサンアディユ以外の馬は影響なくゲートを出てくれた」と対処方法が正しかったことを強調した。当の内田博は「自分が御せなかったのが悪い。これをバネに頑張ります」。JRA移籍後、初重賞Vのチャンスを逃したショックを振り払うように殊勝に話した。

レース後、音無秀孝調教師(左)に状況説明するサンアディユ騎乗の内田博幸騎手

2008年03月09日