サウンズオブアースは有馬記念に続き、日経賞でもゴールドアクターの2着に惜敗。「前走は勝ち馬と斤量差がありながらも2着。輸送で思いのほか馬体が減らず、太めが残ったのは計算外だったね」と藤岡師は敗因を分析。それでも「今度はコース、距離ともに条件が好転するし、うまく仕上げられれば逆転できると思う」と野望を抱く。1週前は栗東CWで6F84秒6-11秒8(一杯)。僚馬を1秒6追走して0秒1先着。追い比べで突き放せなかったものの、この馬らしい迫力十分の動きで好調をアピールした。高松宮記念、桜花賞とGI2連勝中の厩舎の勢いも手伝えば、待望のタイトル奪取も夢ではない。

　トゥインクルは泥んこ馬場で行われたダイヤモンドSを圧勝。驚異のスタミナを見せつけ一躍、有力馬の一頭に名乗りを挙げた。栗東CWの1週前追い切りは、追走した併走馬に手応え劣勢で遅れたが、6F81秒4-12秒5(一杯)と時計的には及第点。「コンスタントに長距離を使ってきたので、前走後にひと息入れました。乗り込みは順調ですし、休み明けでも力を出せる態勢です」と牧田師の表情は明るい。相手強化や時計面など課題は多いが、「前走のように、自分で競馬をつくって持久力勝負に持ち込む形が理想ですね」と一発を期待していた。

無冠返上に燃えるサウンズオブアース

2016年04月26日