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日本の競馬を盛り上げる手段の一つは世界進出
先日、サッカー好きの友人と酒を飲んでいたときのこと。アジアカップの日本代表の試合を振り返り、友人が「日本のサッカーも世界を意識できるようになってきた」と語っていた。確かに長友選手や本田選手などのビッグネームだけではなく、多くの選手が世界で活躍している。
その友人に「競馬はどうなの?」と聞かれ、改めて考えてみた。昨年は凱旋門賞でナカヤマフェスタが2着に好走し、今年のドバイにはブエナビスタ、ヴィクトワールピサ、ルーラーシップが遠征することになっている。昔は珍しかった海外遠征が、今は当たり前になっている。
そして、世界といって思い出したのが、先日、行われた新人騎手の合格発表会見。これまでは目標を聞かれて、「ダービーを勝ちたい」や「有馬記念に騎乗したい」など、日本のレースに限られていた。しかし、今年の会見では「世界で活躍できる騎手を目指したい」や「海外のG?を勝ちたい」といった目標を掲げていた。それだけ世界が身近な存在になっている証拠だ。
ただ、そこで考えた。日本の競馬を盛り上げ、発展させていくために、世界進出は一つの手段であると思っている。でも気になるのは、その友人が「日本代表や海外の試合は見るけど、Jリーグはあまり見ないね」と語っていたこと。このコメントが心に引っ掛かって仕方がない…。
(関東デイリー・小林正明)
2011年02月15日
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