2歳王者リオンディーズは4位に入線したが、走行妨害で5着へ降着。後味の悪い一戦になってしまった。

「掛かったね」とM.デムーロは唇をかんだ。2番手追走から、速い流れを3角手前で先頭へ。しかし、さすがに直線では余力が残っていなかった。さらに外側へ斜行すると、エアスピネル、サトノダイヤモンドの走行を妨害。騎乗停止(23日から5月1日まで)のペナルティーを課された。

　先週の桜花賞で悲願のVを果たし、歴代最多の4勝を誇る舞台で2週連続GI奪取を狙ったが…。天皇賞・春(5月1日・京都、芝3200m)ではサウンズオブアースとコンビを組む予定だった。「後ろから伸びてこない馬場状態だと思って前に行った。それでも(前半1000m)58秒4は速かったね。最後までよく頑張ったが…」と振り返るのが精いっぱい。角居師も「弥生賞の時より落ち着いていたが…。今後は相談して決めます。巻き返したいですね」と雪辱を誓った。

4位入線のリオンディーズは進路妨害で5着に降着=中山競馬場

2016年04月18日