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馬三郎25時

様々なドラマに胸躍る春

 “3強対決”とうたわれた皐月賞は、3番人気アンライバルドの勝利で幕を閉じました。強いレースを見せた勝ち馬には素直に拍手。それにしても中途半端な自分の予想には悔いが残ります。ダービーこそ―。その思いはロジユニヴァースやリーチザクラウン陣営だけでなく、予想を外した記者も同じ気持ちです。

 さて皐月賞馬アンライバルドに話を移します。担当するのはベテラン木村厩務員。渡辺栄調教師の定年引退に伴い、04年に友道厩舎へ。その際、担当馬との別れがありました。のちに秋華賞、宝塚記念、エリザベス女王杯とG?3勝した名牝スイープトウショウです。

 デビュー前から栗東坂路でケタ違いの動きを見せていたスイープは、早くからクラシック候補生として注目を集めていました。本来ならワクワクしながら春を迎えられるところでしたが、4戦目の紅梅Sのあと、鶴留厩舎へ移ることになりました。「もう2度とこんなすごい馬には巡り会えないだろう」と言ったときの寂しそうな表情を、今でもよく覚えています。

 それだけに今回のG?勝利は格別だった様子。「長年頑張っていたら、いいことあるんだな」。レース後の笑顔は、自分が予想を外した悔しさを忘れさせてくれるほど、さわやかでした。来週は春の天皇賞、さらにNHKマイルCとG?は続きます。どんなドラマが待っているのか―。胸躍る春です。

(東京デイリー・竹下かおり)

2009年04月21日