馬三郎25時

妹尾和也

今年一番の上がり馬はこの馬！

　「夏が過ぎ?風あざみ　だれの憧れにさまよう?」例年より夏の終わりが感じられる。この時季に馬券の主戦場（全３６Ｒ購入した上で）としている北海道開催が、函館の改修工事の影響で１カ月早く幕を閉じたからだ。特に中山、阪神の主場が始まってからの札幌開催が好きなだけに、物足りなくて仕方ない。

　終わってしまった夏競馬の楽しみと言えば、上がり馬を探すこと。札幌だと未勝利から４連勝でＯＰを制したエーシンモアオバーの名前がまず挙がるが、個人的にはそれ以上の可能性を感じている馬がいる。札幌ダート1700ｍで２連勝したジャンバティスト（父ジャングルポケット×母ロココスタイル）。伯父にサクラバクシンオーがいる良血馬だ。

　魅力は持続力と切れ味を兼備したその末脚。２走とも外を回る距離ロスがありながら上がり36秒前半をマークし、見た目のインパクトも強烈。先々は重賞、もしかしたらＧ?でもと思っている。次走はひと息入れて、10月17日の秋嶺Ｓ(東京・ダート1600ｍ)を予定しており、快進撃はまだまだ続くはず。筆者の目がふしあなで、来年の夏も札幌で走っている、何てことにならないことを願っています…。

（編集部・妹尾和也）

2009年09月07日