馬三郎25時

北海道の注目“ディープ”産駒

　各競馬場で勝ち名乗りを上げているディープインパクト産駒。評判通りの活躍を見せているが、いま北海道では楽しみなディープ産駒がデビューへ向けて調整をしている。

　１回札幌３週目か４週目の芝１８００ｍ新馬戦へ出走を予定しているのがプランスデトワール（牡、美浦・藤沢和）。母は仏国のムーラン・ド・ロンシャン賞（Ｇ?）を勝ち、日本でも９４年京王杯ＳＣを制し、安田記念で５着だったスキーパラダイス。姉には０１年阪神牝馬Ｓを勝ち、仏Ｇ?モーリス・ド・ゲスト賞２着のエアトゥーレがいる良血馬だ。「ここまで順調だし、素質も高い」と土田助手。

　いまディープインパクト産駒で注目と言えば国枝厩舎。これまでサイレントソニックとヒラボクインパクトの２頭がデビューし、ともに新馬戦を勝っている。そんな国枝厩舎から、札幌３週目の芝１５００ｍ新馬戦へ出走するディープ産駒がランブイエ（牝）。２週目の新馬戦を除外になり、ここに目標をスイッチした。指揮官は「まだ追い切りでスッと反応するところがないな」としながらも、「３頭の中では馬体は一番いい」と期待を寄せる。ディープ産駒の新馬戦３戦３勝を狙っている。

　これから秋に向けても続々とデビューする大物のディープインパクト産駒。来年のクラシックにどれだけ出走してくるか非常に楽しみだ。

（東京デイリー・小林正明）

2010年08月24日