馬三郎25時

松永篤

続々と大物２歳馬が登場

　新潟、小倉２歳ステークスが来週に迫り、いよいよ夏競馬も終盤に突入している。この時季は派手なＧ?こそないが、将来有望な若駒たちによる２歳戦は要注目だ。

　21日の札幌ではアドマイヤグルーヴの娘アドマイヤセプターが７馬身差でデビューＶ。大物感あふれる勝ち方で周囲を驚かせたが、同馬以外にも評判馬が全国各地でスタンバイしている。

　日曜・札幌４Ｒでは、５月に発売された『ＰＯＧ虎の巻』でも大々的に紹介したプランスデトワール（牡、藤沢和）がデビュー。エアトゥーレを半姉にもつディープインパクト産駒で、山本オーナーに「ズバ抜けているかもね」と言わしめたほどの素質馬。札幌では来週以降にも?ペルーサ級?との声が上がっているルルーシュ（牡、父ゼンノロブロイ、藤沢和）がスタンバイしており、目が離せない。

　美浦では雄大な馬体を誇る、ココナッツパンチの全弟アッパーイースト（父マンハッタンカフェ・戸田）が注目の的。９月26日の中山芝1600ｍか、10月10日東京の芝1800ｍを蛯名騎手で予定しているが、日に日に期待が高まっている。

　最後に今週のイチ推し２歳馬を。土曜・新潟１Ｒのカフェラピードは松岡騎手が「来年のダービーに出走していても不思議はない」と絶賛している大器。初戦こそ惜敗したが素質は相当だ。

（美浦想定班・松永　篤）

2010年08月27日