馬三郎25時

佐野裕樹

“ドＳ”な性格が大逆転!?

　先月末に子供が生まれ、忙しい毎日を過ごしている。「ふぎゃ！」と呼ばれれば、用事そっちのけで駆けつけて、「ふぎゃ！」と呼ばれれば、深夜でも跳び起きて、泣きやむまで抱っこを続ける。“ドＳ”の筆者が完全に奴隷だ。

　先週はオムツを替えている最中にう○ちをされてしまった。両手はう○ちまみれ。少しだけへこんだ。「そんなことで何言ってるんだよ。オレなんか昔、馬に頭からかけられたことがあるんだぞ」とは武藤師。「競馬学校時代、馬のツメを掃除していたんだ。バサバサと振りまわすしっぽと格闘しながら。そしたらしっぽの動きが止まったんだよ。『今のうちに！』と前傾姿勢をとった瞬間に『シャー』と。全身、う○ちまみれ。さすがにへこんだよ。鬼の教官が必死に笑いをこらえている姿が、また何とも言えなかったね」と当時を振り返って笑った。

　続けて「ほとんどが経験者だったなかで、全くの素人で入学したからね。知らないことばかりだったよ。あのころは毎日辞めたいと思っていたけど、今となったらいい思い出。人生ってそんなもんでしょ」と前向きな言葉と笑顔は、いかにも先生らしい。

　うちの子供がちょっとだけ似てもいいかな？なんて思った。

（美浦時計班・佐野裕樹）

2011年05月13日