馬三郎25時

調教時に使われる便利なアイテム

　我々、南馬場の時計班が調教時間中に陣取っているのが、美浦トレセン南スタンド４階の一室。少し馬との距離は遠いが、非常に見晴らしがいいのが特長だ。その魅力に気がついた？のか最近は４階でケイコを見守る調教師が増え、馬三郎記者との交流も盛んになってきた。そこで仕入れた極秘情報は、ドンドン紙面に反映させていく予定なのでお楽しみに。

　そんな「４階派」の先生方の間で、最近ひそかにはやり出しているのがトランシーバー。乗り手とリアルタイムでやり取りができるのが大きな利点のようで、じわじわとその勢力を拡大している。わりと早い段階からトランシーバーを活用している牧師などは、時計から負荷のかけ方まで、入念に指示を与えている光景をよく目にする。先週も２勝を挙げるなど好調な牧厩舎だが、これは師の意思が、細部にまでスタッフに浸透している結果かもしれない。

　すでに使用を本格化した岩戸師を始め、上原師や武藤師も導入予定とのこと。新たな武器を手にしたこれらの厩舎から、目を離さない方がいいだろう。

（美浦時計班・森元要輔）

2011年09月29日