馬三郎25時

２歳戦開幕週から大物が登場！

　今週は競馬の祭典・日本ダービー。トレセンも週中から活気づいており、いち競馬ファンとしてどこかソワソワした気持ちでいる。頂点を決めるレースに参加できるのは選び抜かれた18頭。ここに名を連ねただけでも賛辞を送る価値があり、心高ぶる勝負を見せてほしいと願うばかりだ。

　ダービーが終わった翌週からは、早くも２歳戦がスタートする。目玉は阪神の芝1600ｍ。ラウンドワールド（松田博）とトーセンパワフル（角居）の一騎打ちの様相だ。前者はドリームパスポートの異父弟で、後者はロジユニヴァースの全弟。ラウンドワールドは23日の追い切りで、同年代の２頭を置き去りにする非凡な動きを披露。注目度が急上昇しているディープインパクト産駒だ。「これには走ってもらわないと困るわな」と松田博師もかなりの手応えをつかんでいる。もう少し先のデビュー予定だったが、至極順調ということで開幕週で下ろすことになった。

　一方のトーセンパワフルも万全の態勢。「初時計となった坂路で４Ｆ52秒９を出したりと、素質はかなり高い。カイバもペロリと食べるし、ここまで言うことなくきてますよ」と山田助手。ＰＯＧドラフトの締め切りに追われている方も多いと思うが、この２頭は即戦力になること間違いなし。強くお薦めします。

（栗東想定班・松永　篤）

2012年05月26日