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スピード化の進行で消えゆくダート種牡馬

 豪華メンバーで争われたフェブラリーSは見応えのあるレースだった。時計の出やすい稍重の馬場状態だったこともあり、1分34秒6のレコード決着も迫力を増す大きな要因だった。

 勝ったサクセスブロッケンの父はシンボリクリスエス。現役時代は一度もダートを走ったことがなかった。それは3着カネヒキリの父フジキセキも同様だ。ヴァーミリアンの父エルコンドルパサーはダートでデビューから3連勝。降雪でダート変更になった共同通信杯4歳Sでは圧倒的な強さを見せていたのでダート巧者だったことは間違いないが、凱旋門賞2着などその偉業の大半は芝で残したものだった。

 以前のダート競馬はチャイナロック、ファラモンド、ミルジョージ、アジュディケーティングなどいわゆる「ダート種牡馬」の産駒が圧倒的な成績を残していた。だがいまのリーディング上位で「ダート種牡馬」と思われる種牡馬はクロフネ、ゴールドアリュール程度しか見当たらない。そのクロフネにしても現役時は芝でNHKマイルCを制したスピードがあった。ゴールドアリュールも重賞制覇はダートのみだが、芝でもダービー5着の実績がある。芝G?級の実績がなければ、ダート競馬で活躍馬を輩出することができないほど、いまの日本のダート競馬はスピード化が進んでいると言える。

 この状況の中で登場するダート王者なら、高速決着の米国、ドバイのダートやオールウェザートラックでのG?制覇も、決して夢ではない気がする。

2009年02月27日