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まだまだ上積みがあるマンハッタンカフェ

 09年リーディングサイアーは産駒デビュー4年目のマンハッタンカフェ(現12歳)が初の栄冠に輝いた。08年にアグネスタキオンが父サンデーサイレンスからリーディングの座を奪い取った時には、2位フジキセキと10億円近い大差があったことから、このままアグネスタキオンの天下が続くと予想されたが、09年は伸び悩んで3位ダンスインザダークと1000万円差で辛くも2位。しかも昨年6月に急逝し、たとえ今年に巻き返したとしても「アグネスタキオン時代」の到来は消滅してしまった。

 マンハッタンカフェの現役時代は典型的な奥手のステイヤーで、種牡馬としては最も人気が出ないタイプとさえ思われていた。ところが実際に種牡馬入りすると、父サンデーサイレンスそっくりの馬体が生産者から高く評価され、初年度から4年連続で交配200頭を超える人気。産駒の傾向も父に似て母系の持ち味を引き出すタイプ。ステイヤーばかりでなくジョーカプチーノのようなマイラーも多く輩出している。

 そのジョーカプチーノとレッドディザイアが09年に初めて父にG?をもたらせたが、超大物を送り出すというよりも産駒全体のレベルが高いのが特徴と言える。それだけに極端な成績不振は考えられず、息の長い活躍をする産駒が多いため、現役世代が増えればさらに収得賞金を上積みが期待できる。今季は種付け料が昨年の250万円から600万円へと大幅アップし、交配牝馬のレベルはさらに高まる。サンデーサイレンスのように何年も続けての首位は難しいかもしれないが、常にリーディング上位争いを演じる種牡馬として、地位を確立していきそうだ。

2010年01月08日