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競馬ドラマがPRの?チャンス?に

 女優・藤原紀香さんが主演するNHK総合の新ドラマ「チャンス」(8月28日から全6回)の制作発表が行われた。「チャンス」は仕事の失敗でどん底に落とされた主人公が競走馬・チャンスと出会い、懸命に走る姿に勇気づけられて、もう一度人生をやり直していくドラマ。浦河町の牧場や門別競馬場などでロケが行われていた。

 主人公のチャンス役を主に演じているのは、02年の中山大障害で大差勝ちした名障害馬ギルデッドエージ(18歳)。屈腱炎のため05年の中山大障害を最後に引退したが、そのケガもほぼいえて、現在は馬事公苑で乗用馬となっている。藤原さんは会見で「最初は覚えてもらえなかったけれど、次第に(私の)においを覚えてくれたみたいで、意思の疎通ができるようになった」と初めてのサラブレッドとの触れ合いに感激していた。

 馬産地が主な題材になった作品としては映画「優駿―ORACION―」(88年)、スペシャルドラマ「吉田善哉物語」(04年)などがあったが、最近は馬産地のみならず競馬がテーマになった作品すらほとんどなかった。オグリキャップ・フィーバーや「ダービースタリオン」のようなゲームの影響もあり、一時は馬産地・日高がいろいろな面で脚光を浴びていたが、そのブームも完全に一段落。廃止の危機にあるホッカイドウ競馬、ばんえい競馬を馬産地が中心になって盛り上げていく運動も、危機は変わらないのに、気運は下がりつつある。

 「チャンス」は、細かい状況にまで踏み込んだ内容にはならないだろうが、美しい牧場風景や、馬と人との触れ合いが描かれることで、視聴者がまた馬産地に興味を持ってくれるきっかけになるかもしれない。今後は、日高に独自のフィルム・コミッションを立ち上げて、積極的にテレビ、映画のロケ誘致を行い、馬産地全体をPRしていくことも一案だろう。

2010年08月13日