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日高のエースの座を獲得!?ステイゴールド

 今週の馬産地は種牡馬展示会ラッシュとなった。もちろんその中心は人気種牡馬ばかり30頭を擁する社台スタリオンSだが、ブリーダーズSS、優駿SSなど日高の各種馬場も負けじと新戦力を導入し、社台王国に風穴を開ける意気込みを見せている。

 その日高の“エースの座”は、26歳の高齢を迎えて交配頭数減少が予想されるブライアンズタイム(10年交配87頭)から、17歳のステイゴールドに移りつつある。白老ファーム生産、社台レースホース所有でもともとは“社台ブランド”だが、社台SSにはサンデーサイレンス種牡馬があふれていたため日高での種牡馬入り。その意味では「落ちこぼれ」だったと言えなくもない。

 ブリーダーズSSとビッグレッドFを2年ごとに移動しての供用が決まったが、種牡馬入り当初の生産者の反応は決して高くはなかった。400?430キロ台の小柄な馬体、デビュー50戦目でようやくG?を勝った奥手のステイヤー、激し過ぎる気性など不安点が多かったからだ。03年生まれの初年度産駒は137頭いたが目立った活躍馬が輩出されず、種付け頭数は06年に93頭、08年は73頭まで落ち込んだ。

 だが2年目産駒のドリームジャーニーが古馬になってさらに大成し、サンライズマックス、アルコセニョーラ、マイネレーツェルら小柄な馬たちも爆発力を発揮。昨年はセレクトセールで1000万円で取引されたナカヤマフェスタが凱旋門賞2着の偉業を達成した。現3歳世代もナカヤマナイト、フェイトフルウォー、オルフェーヴル、マイネルメダリストらクラシック候補がそろい、現在リーディングは8位に上昇している。今春の種付け料は50万円アップし300万円になるが、コストパフォーマンスは社台SS供用馬以上で、昨年の175頭を超える申し込みが予想される。交配牝馬のレベルも急激に高まっているだけに、正真正銘の“日高のエース”の座を獲得するのも時間の問題だ。

2011年02月18日