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ステイゴールド産駒が上位を独占!?

 ブライアンズタイム(新ひだか・アロースタッドけい養)が26歳の高齢となり、今春の種付け頭数は昨年の87頭からかなり減少することが予想されている。社台スタリオンS勢相手に孤軍奮闘していた“日高のエース”にも世代交代の時期がやってきた。替わってエースの座に就くのはステイゴールド(17歳、新冠・ビッグレッドFと日高・ブリーダーズSSで2年ずつ交互にけい養)が最有力候補。皐月賞に有力馬3頭を送り出す。

 この3頭のうちオルフェーヴルとフェイトフルウォーの母父はメジロマックイーン。オルフェーヴルの全兄ドリームジャーニーが06年朝日杯FSを制したことで、07年種付けシーズンに再現を狙って配合されて誕生したのがこの2頭。見事にその相性の良さを証明したことになる。

 だがドリームジャーニーが生まれた当時、社台グループ関係者の間では不安も口にされていた。ステイゴールドもメジロマックイーンも相当に気性の激しい種牡馬。通常ならこの配合は“禁じ手”で、うっかり配合してしまったのが真相。「どんなすごい気性の産駒が誕生するのか」戦々恐々としていたのだ。

 確かにドリームジャーニーは激しい気性の持ち主だったが、マイナス×マイナスがプラスになるように、激しさがむしろレース時に闘争心として発揮されている。それが420キロ台の小柄な体ながら宝塚記念、有馬記念を制覇する原動力となった。偶然の産物だったとも言える。

 オルフェーヴルは全兄同様に左回りへの不安が取り沙汰されているが、父は東京で天皇賞・秋2着2回、母父も天皇賞・秋1着降着の成績がある。京王杯2歳Sは単に距離不向きだったとみるべきだろう。フェイトフルウォーも舞台設定に全く心配はなく、ナカヤマナイトは東京に絶対の自信を持っている。皐月賞で産駒が上位を独占すれば、ステイゴールド時代の到来すら予感される。

2011年04月22日