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アンタレスSはワンダースピードが快勝

アンタレスSはワンダースピードが快勝

 「第13回アンタレスS・GIII」(ダート1800m)は27日、京都11Rに16頭で争われ、7番人気の伏兵ワンダースピードが3番手から鮮やかに抜け出し、重賞初制覇を決めた。2着に8番人気のドラゴンファイヤー、3着に5番人気のサンライズバッカスが入り、1番人気のフィフティーワナーは4着に敗れ、3連単は52万円馬券と荒れた。

 「積極的に行こうと思っていました。早く抜け出すと、気を抜いてしまう。きょうもそうでしたからね。本当に強い馬ですよ」色白のほおを赤らめ、笑顔で振り返る小牧。「この馬と一緒に、GIを狙ってきましたからね。これから頑張っていきたい」と、頼もしい相棒をねぎらった。

 開業2年目で初のG奪取に成功した羽月師は、冷静に喜びを表した。「思った以上に、早く勝たせてもらいました。いつも期待以上に走ってくれますね」。以前は行きっぷりが悪く、刺激を与える意味で1200m戦の激流を経験。さらに中1週で挑んだ昨年の4月8日に、この馬で開業初勝利を挙げた。「あれから馬が変わりました」と、持ち乗り担当の山下助手は話す。厩舎の初勝利同様、この日のエスコート役も小牧だった。大切な縁はもちろん、主戦自身の勢いもある。今年3つ目の重賞勝ちに「流れが向いてきたね」と、笑顔を見せた。

 昨年2着の雪辱を期して次は東海S(5月25日・中京)へ。秋にはジャパンCダート(12月7日・阪神)という大目標もある。ワンダースピードの夢はまだ、始まったばかりだ。

鋭い決め脚で抜け出すワンダースピード(左)=京都競馬場

2008年04月28日