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今年最大の注目はディープ産駒の評価

 今年の馬産地最大の話題といえば、ディープインパクトの初年度産駒が誕生することだろう。昨年から社台スタリオンSで種牡馬入りし、初年度の交配頭数は206頭。このうち190頭が受胎確認されており、出産予定となっている。

 最初の出産予定は日高町の下河辺牧場にけい養されているビーフェアー(12歳)で1月8日だが、サラブレッドの出産予定は10日前後ずれることが普通だし、早産も少なくない。1月中に出産予定の牝馬は16頭もいるため、どの馬が「初子」になるのかはまだ分からない。初子誕生のニュースを追いかけているマスコミにとっては、落ち着かない日々が続いている。

 生産者の興味は、この初年度産駒が7月のセレクトセールでどれくらいの評価を受けるかにある。ディープインパクトの初年度交配牝馬にはスカーレットブーケ、エアグルーヴ、メジロドーベル、ビワハイジなど超一流繁殖牝馬が多くを占めているため、これらの産駒は軽く1億円を超えることが予想されているが、これは一般的な生産者にはあまり関係のない話。中級レベルの交配牝馬との間に生まれた産駒が、果たして1200万円の高額な種付け料に見合う価格になるかどうか、特に価格があまり上がらない牝馬の場合はどうなのかが、来年以降、無理をしてでもディープインパクトと交配するべきかどうかの判断材料となる。

 ディープインパクトが、まだまだ不景気のどん底にある馬産地の救世主になれるかどうか、08年の大きな焦点となる。

2008年01月04日