昨年の富士Sを制した府中で、サイレントプライドが巻き返しを狙う。今回は別定GIIIで、斤量は自身初めて背負う58kg。国枝師は「状態は安定しているけど58kgになるからな。何とも言えないところはある」と慎重。ただ一方で、鞍上は先週のAJCCを勝った横山典にスイッチ。「乗れているノリちゃんだからね」。ダービー卿CT、富士Sで重賞Vへ導いている名手の手腕に期待していた。

　一気の距離短縮となった前走・マイルCSで、スマイルジャックは11着敗退。それでも芝崎助手は「久々の距離だったし、この馬とすれば速い時計(1分33秒2)で走ってくれたから」と悲観していない。安田記念への参戦を視野に入れており、ここで賞金を加算しておきたいところだ。「東京では大負けをしていないし、頑張ってほしい」と、ダービー2着の得意コースで完全復活を目指す。

2009年01月28日