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【京阪杯】追い切りセイコーライコウなど

 今年のアイビスSDで重賞初制覇を達成したセイコーライコウが、2つ目の重賞タイトル奪取に燃えている。追い切りは美浦坂路で単走。雨で水分を含み、走りづらい状況で4F58秒8-41秒4-14秒0。時計こそ要したが、軽快なフットワークを披露した。鈴木康師は「時計はかかったものの、動きは問題なかった。前回よりもいい状態だね」と声を弾ませた。

 前走のスプリンターズS(7着)の敗因ははっきりとしている。アイビスSD後、放牧先で右前の爪を傷めてしまい、調整に遅れが生じた。さらに美浦へ帰厩後もじんま疹を発症。アクシデント続きでの参戦だった。

「最後の伸びを欠いたのはそのあたりが影響したのだと思う。今回は申し分のない出来で臨める」と前を向く。7歳で本格化したクロフネ産駒が、京都で巻き返しを狙う。

 12年の4着馬テイエムオオタカは、美浦坂路で追い切りを行った。ラストは一杯に追って4F55秒3-40秒6-14秒3。しまいの時計は要したものの、力感のある走りを見せた。石栗師は「状態に変わりはない」と出来に関しては納得している様子。だが、1200m戦の競馬については「若い時と比較してスピード的に厳しいところはあるかな」と控えめだった。

2014年11月27日