良血馬が春へ前進。京都10R・エルフィンS(芝1600m)は1番人気のレッドアヴァンセ(栗東・音無)が1分36秒2のタイムで快勝した。大外枠から後方2番手でじっくりと進めると、勝負どころからは外めへ。直線で決め脚を発揮して、一気に前をのみ込んだ。07年の覇者ウオッカがダービーを制し、09年レッドディザイア(秋華賞馬)、11年マルセリーナ(桜花賞馬)、昨年は桜花賞2着、オークス3着のクルミナルを送り出すなど出世が約束されたレース。兄に重賞ウイナー4頭を持つ素質馬が連勝で大舞台へ加速した。半馬身差の2着は2番手から運んだ7番人気のダイアナヘイロー。さらに半馬身差の3着には3番人気ワントゥワンが入った。

　初コンビの武豊は「期待通り」と笑顔。「ゲートが課題だけど、いいバネがある。これからが楽しみ」と素質を高く評価した。このあとは桜花賞(4月10日・阪神、芝1600m)へ直行するか、トライアルを挟むか、馬の様子を見て決める。

2016年02月07日