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馬三郎25時

〝温泉放牧〟を見かけない理由

 〝温泉放牧〟。かのオグリキャップもスポーツ新聞をにぎわせていたように、かつては放牧先の大きな選択肢のひとつであった。現在でも福島のいわきなど馬の温泉は存在しているが、近ごろはとんとこのフレーズを見ない。その理由について、ある助手はこのように語る。

 「最近では放牧先の設備が充実してきて、温泉に行かなくてもいい。それに、レースを使った後は近郊の牧場へ短期放牧にと、以前ほど馬を傷むまで使い込まなくなっている。あと、温泉に行っても他の放牧地と違って、そこで馬を世話する人間がいるわけではないからね。別途に人件費もかかってしまう。昔は温泉地まで厩務員を1人派遣していたものだったよ。今では屈腱炎になってしまった馬が行く程度じゃないかな」とのこと。

 続けて「馬体を温めるという行為は決して悪いことじゃない。ただ、人間と違ってちゃんとした服があるわけではないので、時季によっては湯冷めしないように気をつけなければいけないね」と、効果と注意点も説明してくれた。

 馬三郎にも年末になるといつも温泉旅行へ繰り出す先輩がいる。年明けにはシャキシャキした姿を見せてくれるに違いない。

 (美浦厩舎班・文元 仁)

2012年11月25日