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馬三郎25時

芝刈りが馬券の鍵を握る

 最終週なのに、なぜか時計の速い決着となった先週の中山の芝コース。インコースが悪く、外を回さないと上位争いが厳しい状況だった馬場から一転、先行馬が速い上がりでまとめて押し切った勝利が9鞍中6レース。GⅡのニュージーランドトロフィーの勝ち時計を上回る3歳500万下の勝ち時計は異常とも思える。GⅠ当日に、いい状態の芝をつくりたいという意図は分かるが、ここまで傾向が違うと馬券戦略も困難。競走馬にとっても故障率が跳ね上がり、いいことは何ひとつない。誰のために高速馬場をつくっているのやら…。
 
 桜花賞の週の中山は週末が雨予報。気温の上昇で洋芝の育成状況がいいなかでも芝刈りを行わなかった。青々と長く生えそろった芝は深く、馬場悪化を防ぐための状態。対して、皐月賞の週は火曜、水曜日に2度の芝刈りを行ってきれいに生えそろえられ、いかにも硬そうに。前記の現象が起こったのも納得だ。

 雨の多い時季に10週間続く東京開催。JRAでは芝の維持管理には相当気を使うはず。開幕週は月曜日に一度だけ芝刈りを行っただけだが、思ったほど芝丈が伸びているわけではなく、いかにも時計の速そうな前が止まらない馬場。ファンの方々はJRAから金曜日に発表される馬場情報、芝刈りの曜日、回数に注目していただければ馬場の予想はある程度できるはずです。
 
(美浦調教班・加藤剛史)

2013年04月20日