馬三郎25時

小倉の芝は近年で一番の状態

　小倉入りしてから１週間が経過。熱帯夜が当たり前で蒸し暑かった栗東とは違い、朝晩は過ごしやすい気候。そのおかげもあり、今のところは極端な夏バテもなく充実した毎日を過ごせている。

　充実しているといえば、小倉競馬場の芝コースもここ数年では一番と言えるほど綺麗に生えそろっており、まさに緑のじゅうたん状態。水曜の追い切りに乗った関係者からも「芝の根付きが良さそうで、開催当日に雨さえ降らなければ、しばらくは高速決着になりそう」と太鼓判が押されるほど。実際に木曜午後に少し馬場内を歩いてみると、ボコボコとして場所によっては地面が見えている箇所もあった昨年や一昨年の開幕前とは雲泥の差。適度なクッション性もあり、馬への負担を考慮すると最適な馬場ではないかと思う。連日の入念な散水や芝刈りの実施で、このような馬場を造り上げた小倉競馬場の馬場管理課の人たちには心から敬意を評したい。

　ただ、初日（２７日）の競馬を見る限りでは意外に外差しも決まっており、単純に内めの先行馬だけを狙えば儲かるという図式ではなさそう。頭を悩ませる開催となりそうだ。

（栗東厩舎班・堀尾政宏）

2013年07月28日