馬三郎25時

デニムアンドルビー脚質転換なるか

　今年の牝馬クラシック戦線は群雄割拠。桜花賞馬アユサンが脚部不安で戦線を離脱し、混戦にさらなる拍車がかかっている。今週の阪神メーンはローズＳ。秋華賞の最重要ステップレースだけに、本番へ向けて目が離せない。

　有力候補の筆頭であるデニムアンドルビー。最後の一冠に希望をつなぐためにもここは結果だけでなく内容も問われる。これまでの戦法は後方からの末脚勝負だが、今回は“脚質転換”を試せる一戦。「秋華賞は京都の内回りコース。今までのような後方からの競馬で勝てるほど甘くない。オークスは前に行きたくても行けなかったし、今回で好位の競馬ができるかどうかは分からないが、本番を見据えるとトライアルの段階からそういった競馬をする必要がある。夏を越して馬は良くなっているし、秋華賞が楽しみになるレースをしてほしい」とは岸本助手。

　宝塚記念でゴールドシップが先行する競馬で新境地を開いたのは記憶に新しいところ。ここで内容の伴うレースができれば秋華賞へ王手がかかるが、果たして結果は…。

（栗東厩舎班・松永　篤）

2013年09月13日