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馬三郎25時

シンガポール競馬を堪能

 今夏、休日を利用してシンガポールへ遊びに行ってきた。飛行機でチャンギ空港に到着した朝。家族の冷たい視線を背中に感じながら、単独向かった先はクランジ競馬場だ。「日本ではさっぱり儲からないが、海外競馬なら相性がいいかも」などと根拠のない自信を胸に、なけなしの小遣いを財布に充てん。勇んで正面ゲートをくぐった。

 馬券の控除率は10%。マレーシアや香港、オーストラリアなどの場外馬券が購入でき(日本のG?も発売している)、賭式も4連単やダブル(2レース分の単勝を当てる)など多彩だ。メーンスタンドの下層階と上層階とではムードがまるで違い、ゴミが散らかりまくる下層階は何となく草競馬を思わせる。一方、オーナーや観光客用に用意された上層階は高級カジノのラウンジ風だ。ただ、レースが始まるとファンは尋常じゃない音量で叫ぶ叫ぶ。これは上層の大金持ちだろうが、下層の一般客だろうが一緒だった。

 驚いたのは前半1〜4Rまでが全部オールウエザーの1100m戦だったこと。芝をできるだけ保護する意味もあるとはいえ、これではいくら何でもマンネリだろう…と思いきや、案外楽しめだ。直前のレースの結果を予想に生かせるため(イン有利、先行有利など)、次のレースに手を出しやすいのだ。日本の競馬ではあり得ない番組構成だが、これはこれでアリなんだろうな、と思った。

 …ま、手を出しやすいからといって、儲けやすいわけではない。天賦の馬券下手を発揮してすっからかんにやられてしまったわけだが、また機会があれば懲りずにチャレンジしたいところだ。

(関西デイリー・長崎弘典)

2013年09月17日