馬三郎25時

負けられない戦いが淀にある

　競馬ファンなら誰しもが「相性のいいレース」や「思い出のレース」が少なくともひとつはあるはず。大幅な番組変更がない限り、当方もそのようなレースが年に数回訪れるのだが、それらとは別に日本サッカー代表ではないが「絶対に負けられない戦い（レース）」が存在する。

　それが、来週の京都で行われる”かえで賞”だ。重賞やオープン特別でもなく２歳５００万下の条件戦。普通の人から見れば「そんなちっぽけなレース」と思われるかもしれないが、森岡家にとっては長男の名前がついた記念すべきレース。それだけに、この競走にかける意気込みは並々ならぬものがあるのだが、どうも相性が良くないようで成績となると…。

　毎年、家族から総スカンを食らって地獄を味わっているが、今年こそはビシッと当てて、父親の威厳を示したいと思う。

（栗東厩舎班・森岡健一郎）

2013年10月13日