馬三郎25時

雨模様とソエに悩まされた一年

　終わり良ければ全て良し。泣いても笑っても、月曜で今年の中央競馬の全日程が終了する。筆者の馬券成績は序盤戦こそ好調だったものの、雨天の続いた秋の東京で大失速。その後も持ち直すまでには至らず、せめて冒頭のフレーズ通りに気分良く年を越したいもの。

　そして、今年もうひとつショッキングだったのが、ある厩舎のスタッフに言われたひと言。「君、ソエが出ているよ」ステッキで人の足をポンポンと軽く触っただけで分かるらしい。しかも両足ともアウトだとのこと。ソエとは若駒にしか出ないものだと決めつけていただけに、三十路を超えているオッさんとは無縁のものと思っていたが…。慢性的な運動不足に悩まされており、ソエになるほど脚元に負担をかけた覚えもない。

　しかし、そのスタッフの口からは「自転車」と明確な回答が。言われてみれば雨の日も風の日もトレセン内を所狭しと疾走しており、水、木、金曜の走行距離はトータルでフルマラソンにも匹敵する。デイリースポーツに移籍したＫ先輩にアスリート呼ばわりされてから、腰痛に悩まされる日々が続いたのはここだけの話。来年こそは馬券、健康ともに充実した日々を送りたい。

（美浦厩舎班・文元　仁）

2013年12月22日