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外国人バイヤーの今後に注目

 14?16日に北海道苫小牧のノーザンホースパークで行われた「セレクトセール2008」での“目玉”はもちろん、ディープインパクトの初年度産駒の登場。ただ、その陰に隠れる形ながらも目を引いた存在が、外国人バイヤーだった。

 オーストラリアで炭坑を経営している大富豪のネイサン・ティンクラー氏が1歳セールでシルクプリマドンナ07(牡、父アグネスタキオン)を6400万円で、また当歳セールではディープ産駒のネオンデライト08(牝)を3500万円で購入。さらにロンドンを拠点としている競走馬エージェントのブランドフォード・ブラッドストックが、ディープ産駒のソーサ08を3300万円で落札した。

 最も活発な動きを見せたのが、日本でもおなじみのダーレー・ジャパン?だ。1歳セールこそ静観したものの、2日目の当歳セールでは7頭を購入。ダービー馬ウオッカの全妹・タニノシスター08(父タニノギムレット、1億5000万円)、タニノギムレットの半弟・タニノクリスタル08(父ファンタスティックライト、5000万円)などを落札した。高橋力氏が会長を退任したため、ダーレー―はJRA馬主資格がなく現状は中央競馬で走らせることはできない。それだけに、その裏の“何か”を感じずにはいられない。

 ティンクラー氏、またジョン・ファーガソン氏(ダーレー・ブラッドストック・アドバイザー)はともに明言こそしなかったが、最初から海外で走らせるというより、日本での可能性を模索しながら、無理なら海外で―という感じだった。これは近い将来の、外国人馬主資格開放への“予備行動”とも受け取れる。今後のJRAの動向、競り落とされた当歳馬がどこでデビューするかなどを注目していきたい。

(東京デイリー・小林正明)

2008年07月22日