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石堂道生

しつけの本当の答え

 生まれてから約半年ほどで母馬から引き離され、騎乗できるように馴致が始められるサラブレッド。この時期の接し方が、将来に与える影響は大きい。小さなころからの?しつけ?という観点からみると、別次元のことではあるが、人間社会にも通じるところはあるだろう。

 先週、東京競馬場からの帰りの電車で、母親の上に座っていた子どもが急に暴れ出し、その子の足が私の太ももをけり上げた。むろん悪気があってやったものでないだけに、?仕方がないなあ?と思っていたのだが…。その親は私に謝りの言葉もなく、そしらぬふり。それどころか子どもをしかることなく、何事もなかったようにあやしているだけだった。

 百歩譲って、謝らなかったことには目をつむっても、しからなかったことは大問題ではないか。こういった小さなことでも?悪いことは悪い?としつけをしなければ、将来的にもいいわけがないだろう。ただ純粋かわいがるだけが愛情なのだろうか…。

 以前に勢司師が調教について「ただ、しかるだけでは駄目なんですよ。愛情を持って接しないと。人間だってそうでしょう」と話していたことを、ふと思い出した。師が語るように「しつけ」=「しかる+愛情」が本当の答えだろう。

 自分に子どもができるときまで、この言葉をしっかりと胸に刻んでおこうと、心を新たにした出来事だった。

(美浦時計班・石堂道生) 

2010年02月19日

著者紹介

石堂道生

石堂道生

1983年2月12日、大阪府出身。08年より美浦時計班、南馬場担当。模索しながら行き着いた予想スタンスは追い切り重視。自分の目と直感のみを信じて、後悔しない馬券しか買わない。次世代TMの若きエースの座を狙う。