森田真司

“カフェ・シバミツ”が再オープン

　柴田光厩舎の大仲（厩舎の中にあるスタッフなどが休憩する部屋）にある、一部の人には有名な“カフェ・シバミツ”。絶品の缶コーヒーが飲めるとあって、私も通い続けている場所である。しかし、ここのところ厩舎の勝ち鞍が上がらなかったために、“勝ち祝い”としての缶コーヒーが入らず、開店休業状態となっていた。フラッと暇つぶしに？取材に立ち寄っても「まだコーヒー入ってないで」と門前払いをくらう始末だった。

　このままでは閉店もあり得るのではと思っていた矢先、厩舎の大将格のテイエムアタックが14日・東京の雲雀Ｓを勝利し、厩舎の今年２勝目を挙げた。ちなみに、初勝利も同じく準オープンと高額条件のレース。今年の柴田光厩舎は量より質！　な、わけはないだろうが「ようやく力を出し切れた。とにかく良かった?」と、師も厩舎の期待馬の勝利を喜んでいた。

　そのアタックは、以前ライブコンサートやマイネルファルケと勝ち負けしていたほどの実力馬。不向きな展開などに泣いて、なかなか勝てずにいたが、ようやく同じ舞台に立てた。いよいよここから第２ラウンドの開始。次走はまだ流動的だがリベンジの日は近いはずだ。

　ま、とりあえずこれで“勝ち祝い”がどっさり入ってくるに違いない。この原稿も書き終えたことだし、休憩がてら、あのカフェに行ってくるとしますか。

（栗東想定班・森田真司）　

2010年02月20日