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森元要輔

義理チョコからの問題提起

 少し日はさかのぼるが、バレンタインデーに、久々に美浦トレセン内で義理チョコをいただいた。この職業に就くまでは、毎年のように?義理丸出し?のチョコをもらっていたが、女性が圧倒的に少ないこの業界では、4年目にして初めての出来事。改めて特殊な仕事場だと実感した。

 そんな話を調教師の方々としていると、いつの間にか、話題は海外と日本の競馬事情の違いに発展。そしてA師が熱く語り出した。

 「牧場を見ても、トレセンを見てもそうだけど、日本は競馬に携わる女性の数が少な過ぎるよね。欧米では比率はほぼ半々なんだから」と海外の環境について説明。「あのサンデーサイレンスも女性ライダーが攻め馬を担当したんだからね。女性の内面的な強さは、牝馬には逆効果になる場合も多いけど、牡馬を調教する時には有効に働く。日本ももう少し女性ライダーが増えた方がいい」と最前線で馬に携わる師ならではの見解に、思わず目からうろこが落ちた。そして思った。?女性の数が欧米並みの水準に達すれば、牧場の人手不足も解消に向かうのではないか?と。

 『男性の職場』という偏見やインフラの整備など、克服すべき課題は多い。ただ、今後の競馬界のことを考えると、女性労働者の取り込みは重要な課題ではなかろうか。

(美浦時計班・森元要輔)

2010年02月26日

著者紹介

森元要輔

森元要輔

 美浦時計班。愛称は「ブタ」で25年間通ってきたが、最近は田中将大に似ていると言われるように。ようやく人として認められたようだ。他人より食費がかさむため毎日が正念場。天才タイプに出なかった、残念タイプのAB型。