森岡健一郎

恐るべし”なでしこパワー”

　バングーバーオリンピックが閉会し、騒がしかった栗東事務所もようやくひと段落。振り返ってみると、前半戦はカーリング女子で大盛り上がり。最終的には予選落ちで無念の敗退となったが、地味な競技をここまで浸透させた功績はメダル以上に大きかったはずだ。後半戦は何といってもフィギュアスケート。残念ながら金メダル獲得はならなかったが、男女６人全員が入賞。団体戦があれば金だなと思いつつ、選手層の厚さを世界に見せつけた大会でもあった。

　つい最近ではゴルフの宮里藍選手がアメリカツアー開幕２連勝を挙げる大活躍。競馬界でもドバイ遠征中のレッドディザイアが世界の強豪相手に豪脚を披露。海外重賞初勝利を飾り、本番へ大きな弾みをつけた。同レースで鼻出血を発症したウォッカの引退は寂しい限りだが、京都記念で無事に最終テストをクリアしたブエナビスタもドバイ・シーマクラシックに出走が決まっており、今年のワールドカップデーは例年以上に熱くなりそうだ。
　
　ここまで書いたら、もうお気づき頂けただろうか。上記で挙げた名前は女性（牝馬）ばかり。森岡家にも若干１名ほどいるが、これもかなりのつわものだ。それにしても、恐るべし”なでしこパワー”。勝負弱い当方に少しでも分けてほしいものである。
（栗東想定班　森岡健一郎）

2010年03月07日