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今後も自分の道を突き進んでほしい

 今年は東西合わせて6名の新人騎手が新たなスタートを切った。注目は「釣りバカ日誌」で西田敏行演じる主人公浜崎伝助の息子鯉太郎役で映画出演した経験のある菅原隆一(17)=美浦・保田=だが、取材をしていて好感を持ったのは平野優(20)=美浦・二ノ宮=だ。

 年齢を見ておや?と思った方もいるだろう。20歳の新人騎手で、同期より年齢は上になる。競馬学校へ入学してから、2年遅れでの卒業となった。焦りはあっただろうし、劣等感を抱いたかもしれない。しかし、「回り道だと思っていません。これが自分の道だと思っています」ときっぱり。その視線は真っすぐ前を向いていた。

 この自信につながったのは、牧場研修だという。8カ月間という長い期間、千代田牧場で一連の作業をこなした。それを勧めたのは二ノ宮師。「騎手はただ乗るだけではない。それに騎手の前に、一人の人間として、きちんとしなければならない」と理由を語る。競馬に関係ないことでも積極的に学び、多くの経験をしたことで成長した。

 7日の中京8Rでアストレーションに騎乗した平野は、見事に初勝利を挙げた。同期のなかでは最速の勝利だ。騎手になるのは遅れたが、騎手になってから1番をつかんだ平野。こらからも迷わず自分の道を突き進んでほしい。

(関東デイリー・小林正明)

2010年03月09日