1. TOP
  2. 馬三郎タイムズ
  3. コラム

重賞特集&次情報はお任せ!
馬三郎タイムズと合わせて使えば威力倍増!
今なら14日間無料で使える!→詳しくはコチラ

コラム

プロも愛用する競馬予想ソフト「競馬新聞 デイリー馬三郎」が今なら14日間無料でお試し頂けます!

無料トライアルに申し込む(購入手続きは不要です)/詳しく見る

松永篤

AWならレッドディザイアにもチャンスはある!

 芝でもダートでもない、第3の馬場“オールウェザー(以下AW)”。まだ確たるものではないが、世界の主流になりつつある。3月27日にレッドディザイアが出走を予定しているドバイワールドCも、今年からオープンしたメイダン競馬場のAWを舞台に行われる。

 ひと昔前のドバイワールドCといえば、本場アメリカや地元ドバイのダートホースを目のあたりにした関係者が「馬っぷりからして違い過ぎる」と、戦前から白旗を掲げていたもの。アドマイヤドン、カネヒキリ、ヴァーミリアンといった“国内に敵なし”の日本ダート最強馬が、ことごとく世界の壁に阻まれてきた。

 しかし、レッドディザイアが前哨戦のマクトゥームチャレンジ・ラウンド3を快勝したように、AWが導入されたことで日本馬にもチャンスが広がったように思える。

 AWの特徴として、瞬発力を生かせる馬場であること。去年までドバイワールドCが開催されていたナドアルシバ競馬場は、最後の直線が600mもあったが、ダートだったので追い込みが決まらないことは誰もが知るところ。レッドディザイアが前走で見せた直線一気は、切れのある馬が有利ということを証明している。

 ブリダーズCクラシックにAWが初めて導入されたのは08年。前年の米年度代表馬カーリンが敗れ、芝実績しかないレイヴンズパスが勝利を挙げたという前例もある。芝の一流馬にも適性があることはすでに実証済みなのだ。

 日本の主流血脈であるサンデーサイレンス系は、切れと瞬発力が最大の武器。日本馬がAWを舞台とするビッグレースを制する日が、近い将来に実現しても何ら不思議ではない。今年のドバイワールドCでレッドディザイアがどんな走りを見せてくれるか…今から楽しみでならない。

(美浦想定班・松永 篤)

2010年03月21日

著者紹介

松永篤

松永篤

美浦で4年間過ごし、2012年3月から栗東に移籍。サッカーで培ったスタミナを財産にトレセン内を駆けめぐる。栗東想定班。担当厩舎は角居、笹田、鮫島、梅田智、村山など。東京都出身、血液型B型。勝負馬券はシンプルイズベストの単複。