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皐月賞馬にふさわしい“スター性”

 今週は牡馬クラシック第1弾・皐月賞が行われる。実力伯仲の混戦模様で、予想印を6点に絞るのはかなり困難。レース直前まで頭をフル回転して、何とか予想&馬券をゲットしたいところだ。

 個人的な意見として、クラシックを勝つような馬には、強さだけではなく“スター性”が不可欠だと思う。“滑り込み出走でV”なんていうのは典型的な例で、過去の優勝馬を振り返ると「勝つのは必然だったのでは」とさえ思うこともある。

 そういう意味で、今年はちょっと気になっている馬がいる。リルダヴァルだ。実はこの馬、復帰戦となった毎日杯で3着に敗れたため、賞金的に皐月賞出走は絶望的な状況だった。レース後、池江郎師は「皐月賞は無理でも、まだダービーはあきらめていません」と話していたほど。しかし、賞金上位馬の回避&ケガによる戦線離脱で、何とギリギリ18番目で出走が可能になった。ゲートインするまでまだ油断はできないが、ここまで来ただけでも大したものだ。

 そしてもうひとつ裏話が。毎日杯を振り返り、担当の片山助手は「あれだけ力んで走っていながらも、最後まで踏ん張っていた。やっぱり力がある。それに…」と言ってひと呼吸。そして「直線でステッキを入れたときによれたんですけど、よれた方向が良かった。隣にいたザタイキ(競走中止)にはかわいそうなことになったけど、もしも逆によれていたら…」と複雑な表情を浮かべた。

 驚異的なケガの回復→レース中の事故の回避→滑り込み出走…これらは“必然”だったのかも知れない。経験上、私情をまじえたときの予想ほど当たらないものはないが、この馬が放つ“スター性”はどうしても気になる。

(関西デイリー・松浦孝司)

2010年04月13日