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鶴谷義雄

ウサ晴らしはオークスで

 ここ数週間、伊藤正師は忙しい毎日を送っていた。4月25日に、香港のシャティン競馬場で行われたクイーンエリザベス?世C(G?)にネヴァブションで参戦。後藤で逃げて差のない4着に善戦している。「馬体が減ってはいたが、本当に頑張ってくれた」と師は感激していた。

 帰国してちょうど1週間、今度はエアシェイディが京都の天皇賞・春に出走。苦手にしていた長距離輸送があったが、「渋滞もなく、珍しく輸送がうまくいったんだ。スタートするまでは満点だった」という喜びもつかの間、勝負どころの4コーナーで大きく外に振られるアクシデント。最下位で入線している。

 「球節をひねって3カ月はかかるんじゃないかな。9歳馬だから、痛いね」とガックリ。有馬記念3着後の日経賞でも2着。調子を上げていただけに、ショックのほどがうかがえた。

 ところが同じ日の東京競馬。10Rの立夏Sをユノゾフィー、11RのスイートピーSをトレノエンジェルが連勝してしまった。「天皇賞前で幸先がいいと思ったが、そんなにいいことは続かないね」と苦笑い。また「(エアシェイディの分)この日の勝った喜びは3分の1だった」と振り返っていた。このウサ晴らしは、オークスの権利を取ったトレノエンジェルに期待したい。

(美浦時計班・鶴谷義雄)

2010年05月07日

著者紹介

鶴谷義雄

鶴谷義雄

山口県出身、07年夏の福島開催で還暦を迎えた。郷土の先輩に作詞家の星野哲郎氏がいて、学園闘争中、学校封鎖のため弟子志望で訪問したことがあるのは今となってはいい思い出。「旬に生きる」が信条、老いてさらに勝負勘を磨く。