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ヴィクトワール陣営も気になるあの馬

 現場記者という立場で見る久々の日本ダービーがあと約2週間後に迫ってきた。今年は誰が見ても素晴らしいメンバー。これでレース当日、入場人員も売上も伸びないようでは、この業界もお先真っ暗というほかない。

 私の場合、競馬に関しておぼろげな記憶の糸を紡ごうとする際に、各年のダービー馬を基準にする手法が有効だったりする。競馬記者になった初年度はあの“ナカノコール”がわき起こったアイネスフウジンのダービーだから90年で、だから皐月賞馬はハクタイセイで菊花賞馬はメジロマックイーンだ、みたいな―。

 ほかのレースはなかなか思い出せない自分の本命馬も、ダービーに関しては結構スラスラと言える(大もうけした記憶が少ないのは悲しいけれど…)。競馬の祭典はやはり特別なレースなのだと、この原稿を書きながら実感している次第だ。

 世間がゴールデンウィークの真っただ中だった5月初め、久々に栗東トレセンへ出張した。青葉賞の翌週だったこともあり、関西の関係者の間でもペルーサの話題は非常に多かった。特に、皐月賞馬ヴィクトワールピサの角居厩舎でコメンテーターを務める清山助手のコメントは印象的。「ペルーサはここまでの藤沢(和雄)厩舎の、ダービーというレースに対するエネルギーが集約された馬のような感じがする。(思いを)ためて、ためまくって…」との言葉には、思わずうなずいた。

 今年はどんなドラマが生まれるのだろう。本命馬は正直、まだ決めていない。素晴らしいレースを堪能できて、なおかつ馬券も当たれば最高だ。

(関東デイリー・野田口晃)

2010年05月18日