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林慶樹
にぎわいを失った風景
「最近では満車になるのは春の天皇賞と菊花賞の時くらい。競馬場に来る人は少なくなっていますね。もうけが出るどころか、固定資産税を含めれば下手すりゃ赤字ですから…」と語る駐車場の主人が見つめる先にはロープが張られ、その向こうには大型トラックが並んでいる。来るかどうか分からない競馬ファンを待つより、運送業者に貸し出して確実に収入を得る方がプラスとの判断らしい。
京都競馬場から府道204号を西へ進み、桂川に架かる宮前橋を越えた先に、私設の競馬駐車場が密集しているエリアがある。これらの駐車場を利用すると競馬場まで10分ほど歩くことになるが、駐車料金は京都競馬場駐車場の半額以下で済むため、余計な出費を削減したいファンにとっては貴重な存在だ。
「(運送業者は)敷地全部を借りたいと言ってきたけど昔なじみの客がいるし、全部は断った」とオーナー。この駐車場は敷地全部なら200台以上駐車できたはずだが、規模を縮小した現在では30台がやっと。それでもミニ駐車場として当面は営業を続けると聞いてうれしかった。
悲観と言うと少しおおげさだろうか。しかし、往時のにぎわいを失ったこの風景はやはり寂しい。競馬興行における地盤沈下の一端を目の当たりにして、またひとつ考えさせられた。
(栗東時計班・林慶樹)
2010年05月29日
著者紹介
林慶樹
1980年2月20日生まれ、大阪府出身。栗東時計班。“人は明日新たな悲しみを知る。だから今日の喜びを噛みしめるのだ”の心で日々の職務に励む。予想は過去実績などデータ重視の波乱待ちで、人気馬から印が抜けることはしばしば。最近は株取引に熱心。
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