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一瀬正人

種牡馬としてリベンジを

 ダービーが終わり、馬三郎編集部で行っているPOGもひと区切り。結果はというと…、14厩舎中13位と散々たるもの。選択した馬が走らなかったことに恨みはないが、心残りがあるとすれば、初年度から活躍が目覚ましいゼンノロブロイ産駒を1頭も獲らなかったことか―。

 6日終了現在、現3歳世代に限れば、ロブロイは種牡馬リーディングでキングカメハメハ、クロフネに次ぐ3位。オークス馬サンテミリオンを輩出し、ダービーにもペルーサを送り出した。

 西高東低が最も顕著だった00年代半ば、関東で対抗していた藤沢和厩舎の馬で、海外の1戦(英インターナショナルS2着、武豊)を除けば、関西ジョッキーの騎乗機会はなし。漆黒の馬体に、04年ジャパンCで見せたような破壊力を感じる勝ちっぷり。まさに関東の総大将という雰囲気が大好きだった。

 前年の年度代表馬ながら、ディープインパクト一色でヒールにならざるを得なかった05年有馬記念。単勝馬券を買って応援していたのを思い出す。世間がディープの敗戦に落胆するかたらわ、よもやの大敗を喫し、寂しい引退となったロブロイ。秋のG?3連勝という偉業を達成しながら、5月21日に発表された顕彰馬投票の結果ではわずかに1票。もっと評価されるべき名馬だと今でも思っている。

 来週に行われるPOGドラフトでは、ペルーサと同じ山本英俊オーナーで、藤沢和厩舎のルルーシュ(馬名未登録、牡、母ダンスーズデトワール)を狙っている。今年は有馬記念で後じんを拝したディープとハーツクライの産駒がデビューを迎えるが、繁殖牝馬の質が上がればさらなる活躍が見込めるロブロイ産駒。種牡馬として2頭を圧倒し、有馬記念のリベンジを―。初年度産駒の活躍を見ると、そう期待したくなる。

(編集部・一瀬正人)

2010年06月07日

著者紹介

一瀬正人

一瀬正人

1982年10月2日、大阪府出身。つい最近、編集部の最年少を脱却。グラスワンダー産駒を応援する馬三郎唯一の(?)ロマン派を自負するも、一緒にコピー業務など、雑用からもおさらばしようと試みるしたたかな性格。馬券はオッズ重視の中穴党。