石渡重伸

トレセンで目立つ２歳馬をピックアップ

　日本ダービーが終わりＰＯＧで勝った人も負けた人も来シーズンに向け新たな気持ちで日々を過ごしているに違いない。６月１９日から函館、福島、阪神の３場で新馬戦がスタート。桜花賞、オークスを制したアパパネは昨年の福島でデビューしたこともあり、この時期の２歳戦からも目が離せない。

　美浦トレセンには２歳ゼッケンが一気に増えたことで馬名、血統、厩舎、馬体を見たイメージを頭に叩き込む作業をひたすら繰り替えす日々。もちろんＰＯＧのみならず、馬券で勝負できる馬を日夜探している。そこで、ここでは目についた２歳馬をピックアップしたいと思います。

　★ウマテック（父Vindication×母Sophorific、牡、二ノ宮）
　入厩して間もないが、現在はゲート練習を中心としたメニューを消化。しなやかな馬体の持ち主で、スピード能力が高そう。

　★シルクアイリス（父ディープインパクト×母タガノアイリス、牝、上原）
　まだビシッと攻められてはいないが、走りに余裕があり、素軽さ十分。

　★ディーエスラムール（父サイレントハンター×母ラムールバンブー、牡、藤原辰）
　血統は地味だが、馬体の良さが目を引く。動きも上々だ。

　出走してきた際は忘れずに馬券を買おうと思っているし、ＰＯＧの穴馬に一考してみてはいかがでしょうか。

（美浦時計班・石渡重伸）

2010年06月10日