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武山修司

気になる若手騎手への違和感

 デビュー直前の新人騎手に?座右の銘は??と聞いたら「1・5です」と真顔で答えられた。それは『ざゆうのめい』ではなくて『左右の目』でしょ。厩舎の忘年会での酒こう料がお香典袋に入っていた時には周囲が凍り付いた。ヘルメットをかぶったまま調教師席に入ってきたりと、最近一部の若手騎手に違和感を感じているのは筆者だけではないはず。報道関係者も含め、朝の「チョリ?ス」系あいさつはよろしくない。
 
 あるベテランジョッキーは「俺が若いころは怖い先輩がたくさんいたけど、うまく懐に入り込み騎乗技術や礼儀作法など、いろいろなことを教えてもらった。でも今の若い子たちにはそれが少ない。調整ルームでは、俺たちと顔を合わせないように食事時間をずらして、食べ終わるとすぐ自分の部屋に戻ってしまう。馬主さんと一緒に食事へ行くことが、勝ち鞍を伸ばす一番の近道だと思っている子もいるようだ」と現状を憂慮する。

 「どんなことでも聞きに来れば相談に乗るし、自分が分かるすべてのことは教えるつもり。後輩の助けを邪険に扱うような年配の騎手は、関東には一人もいないはずだよ」と話していた。

 今年もリーディングジョッキー上位陣はベテランばかり。若手がもっと奮起して、競馬を大いに盛り上げてほしい。

(美浦想定班・武山修司)

2010年06月25日

著者紹介

武山修司

武山修司

1969年2月24日、千葉県出身。美浦想定班。温和な人柄で有名、通称「仏の武さん」。当たりの柔らかさを武器に、的確な情報を予想に反映させている。得意きゅう舎は尾形、奥平。蛯名、江田照騎手と親交が深い。