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安川時男

親しみを覚える素質馬がデビュー

 次代を担うホープとばかり思っていた澤田記者。早いもので、すでに我が社のエースにのし上がっている。彼が函館出張に旅立って以来、ひと月が過ぎたが、美浦で担当していた厩舎を引き継ぎ、悪戦苦闘の日々を過ごしている。より多くの情報を集められるのはいいのだが、どうにも広く浅くで自分のジジイ化を実感する次第だ。

 牧厩舎は彼から引き継いだ厩舎の一つ。開業後は記者が担当する予定だったが、動きは鈍いくせに、銭に対するきゅう覚は敏感な澤田が「ボクにやらせてください」と珍しく積極性を示した、新進気鋭の厩舎である。

 牧師が宗像厩舎の調教助手だったころ、個性派のバランスオブゲームの調教担当だったことから、何度も話をさせてもらったことがある。立場が変わった今でも「いつでもいいですよ」と忙しい時間の合間を縫って取材に応じてくれる。

 土曜・新潟6Rではキッズニゴウハンという名の新馬がデビューを迎える。「ジョッキーが乗った分、時計が速くなりましたが、デビュー前に南Wで5F66秒台なら上々。コロッとした体形で短距離向きかもしれませんが、なるべく長めの距離も走れるようにつくっていきたい。いいものがありますよ」と師の期待は大きい。

 五合酒が適量の鶴谷大先輩と違い、まさに“二合半”でほろ酔いの記者は妙に親しみを覚える。

(美浦想定班・安川時男)

2010年07月16日

著者紹介

安川時男

安川時男

 年に2カ月の北海道出張を生きがいに、美浦では坂路、北馬場、南馬場と老体にムチ打ち自転車を駆る日々。コメントの内容よりも話し手の表情を重視。来ない穴馬券は昨年限りで買わないことにした。広島県出身、A型のおとめ座。