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鼻出血のさまざまな治療法

 先日、レッドディザイアの米国遠征が正式に決定した。背景には海外への意欲以上に、鼻出血の問題があると思われる。米国では鼻出血の予防薬ラシックスが使用可能。能力発揮に観点を置いた際に、選択肢として米国が持ち上がった。

 ウオッカにも引導を渡したこの病気。軽いイメージの病名とは違い、鼻呼吸の馬にとっては競走馬生命にかかわる重さを持つ。日本での治療方法に関してはさまざまな意見があり、調教師によってもバラバラ。「一度発症すると治らない」、「地方競馬の調教師からもらった漢方薬で治った」など、確かな答えはないようだ。

 そんな中、菅原師が発した言葉に記者は妙な説得力を感じた。「力んで走ると良くない。だからいかにレースでリラックスできるようにするか。普段からそこを心掛けるのがいいんじゃないかな」。自身が管理するアサヒバロンは、精神面へのアプローチが功を奏して復活を遂げたという。肺から出血する最も治りにくい鼻出血だったが、今は連戦も可能となった。

 思えばドバイワールドCでこれまでにないイレ込みを見せていたレッドディザイア。あの一戦が発症の下地として存在するなら、メンタル理論も決して否定はできない。取捨の判断が難しい鼻出血の馬が出走する際には、パドックに注目してみてはいかがだろう。

(関東デイリー・豊島俊介)

2010年08月10日