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裁く側の目も問われる騎乗停止処分

 短期免許で来日していたD・ホワイトが14日の札幌6Rで騎乗停止処分を受けた。4角で内に動いたために、ノートルアンジュの走行を妨害したと判断されたものだ。

 その被害馬を推奨馬にしていた記者はTVモニター越しとはいえ、ずっとその姿を追っていた。確かに勝負所で鞍上が立ち上がるシーンはあったが、その前から手応えが怪しく、連鎖的な被害。判断が難しかったことは長い審議が物語るが、D・ホワイトにとっては残念な結果となった。

 29日に短期免許が切れるため、これで帰国することになった。わずか4週で14勝を挙げた腕達者の姿が見られないのは残念でならない。しかも、函館記念で重賞Vに導いたマイネルスターリーには札幌記念でも騎乗する予定だったからなおさらだ。

 最近は短期免許で来日した外国人ジョッキーの騎乗停止が目立つ。タイトなコース取りから、一瞬のスキを突き、やや強引な競馬が海外のスタイル。その環境に慣れたジョッキーに?よそいき?の競馬ができるわけはない。危ないシーンは適性に裁かれるべきだが、裁く側の目も問われる。

 01年に来日したスミヨンは降着により、6日間の騎乗停止を受け、早々と自国フランスに帰国した。その後、オフシーズンに日本へ来ることはなく、香港で短期免許を取得して騎乗していた。騎乗停止の一件で、?かなりの日本嫌い?と噂された。記者が凱旋門賞の取材で渡仏したときも日本のメディアは一切取材拒否。?噂は本当や?と感じた。09年には8年越しの来日を果たし、キンシャサノキセキでスワンSを快勝。日本で初重賞制覇を果たしたが、そのあとまた騎乗停止となってしまった。海外の一流ジョッキーには毎年のように来日して華麗なパフォーマンスを見せてもらいたい。厳しい裁決によって、?日本アレルギー?にならないか心配してしまう。

(関西デイリー・井上達也)

2010年08月17日